巷でPTAが問題だという声が大きくなっています。きっかけはあるお母様のツイートだったと思っていますが、それ以前から潜在的な課題が多くあったために噴出したのではないかと考えます。今はちょっとググれば、多くの方が様々なご意見を発信されていますので、あえて被せることはしませんが、これらのご意見を見ていて感じたことを少しだけ書いておこうと思います。

立場によってもご意見は異なる訳ですが、多くは「今までの慣習でただ活動しているだけ」「本当に必要な活動か否かを見直すべき」とのご意見に集約できるようです。

この様なご意見を見ていて、私は「保護者に、真の意味で見直しなんて出来ない」と思ってしまうのです。PTAのそもそもの性格として、見直し、という事をやり難い性格があるためです。

私はPTAの最たる特徴は「保護者にとって期限付き参加であること」だと思っています。

 

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継続前提の無い活動

企業活動であれば経営の大原則はゴーイング・コンサーン(継続企業の前提)です。10年後も20年後も企業が存続することを前提とします。元は会計監査におけるひとつの前提ですが、この先もずっと企業が存続することを前提とするからこそ成り立つ業務があり、その業務に責任を負う管理者が存在します。通常、経営者はあと2年だけ何とかなれば良いなどとは考えません。

一方、PTAに参加する保護者にとっては、間違いなく終わりがはっきりしている活動です。もしどんなに活動を続けたいと願う人が居ても、子どもが卒業すれば退任です。

この「期限付き参加」という性格は多く場合に無策の元凶と言えます。

活動をネガティブに考える保護者にとっては「卒業までの辛抱」ですから、積極的に良くしようという動きは期待できませんし、会長・委員長など執行部も含め、もし「見直そう」との気運が高まったとしても、その方々が退任してしまえば、所詮一過性の改善活動となってしまいます。

したがって、PTAや保護者会に何か問題があっても、真の意味でその見直しや改善を実現したいのであれば、保護者に頼っていてはダメだという事です。継続を前提に取り組める体制が無ければなりません。そのひとつが学校の教職員なのだと思います。

もし問題があるのに、継続を前提に出来ないのであれば、PTAそのものの休止や廃止を検討すべきです。その時に初めて多くの保護者が「なぜPTAが必要なのだろうか?」を考えるのだと思います。PTA発足の背景は必ずしも美しい話ばかりではなく、過去にPTAを廃止した学校の廃止理由が如何に学校本位であったかを知るのだと思います。

では、誰がPTAの休止や廃止を決定するのか・・・?

これもまた大きな問題なのかもしれません。

 

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