「楽しく活動しています。ぜひご一緒に!」
「他では得られない達成感があります。」
「子どもたちも喜びます。」

年度初め、保護者会やPTAの役員を選出するために集まった保護者の皆さんへ、必ずと言って良いほど前述の様な言葉が投げかけられているのではないでしょうか?

私自身、役員を募る立場にあった時にはやはり「楽しい」「やりがい」「出来る範囲で無理なく」といった言葉を多用していたように思います。
決して騙しているつもりは無いのですが、自身の言葉がどこか上滑りしている様な感覚があったのを記憶しています。
おそらく楽しさややりがいは主観的なものであり、ある人が楽しめたからと言って誰もが楽しめる訳ではないという現実を頭の隅で意識していたのだと思います。
事実、どんなに言葉を駆使して役員立候補者を募っても、すんなりと手が上がることは少なく、定員を埋めるまでに1時間以上を費やすこともありました。

せっかく活動するのであれば役員自身も楽しめた方が良いのは明白で、楽しいからこそ良い結果に繋がることもあるでしょう。
では、全員が楽しめる100点満点の状態を目指すことはしないまでも、より多くの方が、少しでも楽しみに近づくためにはどうすれば良いのか、と考えたとき、まずは【楽をする】ことだと思うのです。

日本人は【楽をする】ことを悪と捉える風潮もあるでしょうが、無駄の排除、効率化と置き換えれば抵抗感が薄まります。
従来と同等の結果を得るために、従来よりも短時間、省力で実現できれば、創出された余力で新たな取り組みに着手できるとの言い方も可能でしょう。

従来と同等(もしくは必要最低限)の結果を得るための効率的なアプローチを駆使し、楽をした先に「楽しむ」ことが出来ればそれで良い・・・
その程度の心持ちで活動を始められたら良いのになぁ、との思いを端的に表現した言葉が「熟す(こなす)」でした。

「どうせやるなら楽しもう」を否定する訳ではなく、その前にもっとうまく熟すことを考えようよ、という事です。

効率的なアプローチも一朝一夕に導入できるものではありませんが、誰かが何かを変えなければ、役員の負担は増加する一方なのですから。
(役員の負担増については後日投稿予定)

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