以前、役員・クラス委員の負担が増える理由として、反省点が引き継がれることによって負担が増えると投稿しましたが、もうひとつ負担が増える転機があります。それは年に数名いらっしゃるとても積極的な役員さんの活躍にあります。先に書いておきますが、積極的な役員さんの活躍を否定している訳ではないことをご理解願います。

積極的な(または、どうせやるならちゃんとやりたい)役員さんは、慣例に流されることなく、もっと子どもが喜ぶこと、もっと役員が楽しめることを真剣に考えながら活動されます。新年度に新任役員が顔を合わせた瞬間に、ちゃんとやりたい方と、無難に一年を過ごしたい方の違いははっきりと見て取れます。経験上、活動当初は無難に過ごしたい方が多数を占めているのが通例ですので、おひとりでも積極的な方がいらしゃると少し妙な雰囲気が漂い、「え、何ひとりで熱くなってんの・・・巻き込まれたくないんだけど・・・」的な空気が漂います。

 

ところが多くのケースにおいて、活動が進むうちに不思議とその学年の役員全員が積極的になっているので不思議なものです。たぶん、無難に過ごしたいと装っていた人も実は心の隅で消極的であることにちょっぴり罪悪感があったり、どうせ自分には無理と諦めていたのではないかと思います。たったおひとりの積極性が皆さんを巻き込んで、やればできる、との思いに到達するのでしょう。

新しいことに取り組むという事は前例のない作業を作り出すことになりますので、それぞれが試行錯誤し、時に多くの反省点を残しつつ活動が進みますが、往々にしてその年のメンバーでしか成し得ないことをやってくださっているケースが多いのです。例えば、たまたまパソコン作業に強い方がいらっしゃったので出来た、たまたま役員の知り合いに作業を頼める人が居たからできた、あるいはやたらを私財を持ち出す方が居た、などを意味します。レアケースですがその学年の担任の先生に依存して何かを達成できたということもあります。

そしてその年の活動が成功し良い評価を得た場合、残念ながら、必ずと言って良いほど次年度への大きなプレッシャーとなってしまうのです。

 

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積極性を歓迎しつつ、次年度へのプレッシャーを軽減

積極的に活動に対して、「次年度のことを考えて」「一過性(一年だけ)で終わるなら意味ない」というご意見もあります。つまり意図的に活動にブレーキをかけなさいということです。積極的活動を制限することにも一理あると思いますが、個人的にはやはり積極的な方がいらっしゃるのであれば、ぜひ思いっきり活動していただきたいと思います。万一弊害があるのであれば、執行部が全力でサポートすることでその弊害を最小限に留めるべきではないかと思っています。例えば次年度への引継ぎに注意を払い、次年度の負担にだけはしないなど。

ちなみに新しいことに取り組もうと思い立った場合には、それが本当に新しいことなのかどうか、年配の先生や先輩役員に一度確認されることを強くお勧めします。当事者が新しい取り組みと思っていても前例があって失敗したとか、まだ気づいていない制約事項によって頓挫した過去があったりするものです。

歓迎できない積極性も・・・

過去に積極的な役員さんのモチベーションの根源が私欲の場合がありました。ある行事で子どもたちにコンビニおにぎり、果物、お菓子を差し入れする慣例があり、このための集金、買い出し等が役員さんの仕事でした。ひとりに2個ずつ渡すおにぎりは計100個以上。調達の都合上も、子どもたちの好みを鑑みても、具材はメジャーなものをバランス良く調達することとなっていましたが、この役員さんは「うちの子が嫌いだからイクラは入れない。うちの子が好きだから焼き豚を必ず入れる。」という振る舞いだったのです。当然、同様の発言が果物、お菓子の調達にも及びました。結果的に役員さん同士の調和が崩れとても後味の悪い活動となってしまいました。役員さんの積極性を歓迎する立場を取る私にとって、手放しで歓迎できない一例として今も記憶に残っています。

 

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