2016年9月、オーストラリア在住の女性(24歳)が、両親のFacebook利用について提訴するというニュースが報じられました。彼女が幼少の頃に撮影された約500枚の恥ずかしい写真をFacebookから削除することを要求したにも関わらず両親がこれに応じずに法廷闘争を繰り広げているというものです。

彼女はインタビューで以下のように答えています。

「人生のすべての節目が写真に収められ、公表されているのです」

「彼らは恥知らずで見境がなく、私がトイレに座っている写真であろうと、ベッドに裸で横になっている写真であろうとお構いなしなのです」

子ども可愛さに似たようなことをしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

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Facebookの普及に伴い、子どもの写真を投稿することの危険が多く指摘されていますが、利便性や楽しさが優先されるのか、子どもの写真の投稿が無くなる気配はありません。

【注意】誘拐の原因にも…“子供の写真”をFacebookに載せる行為はマジで危なすぎる!!

危険な理由① 写真のデータだけで撮影場所や日時まで特定可能な場合がある

危険な理由② 公開範囲を限定しても、結局は色々な人が閲覧可能

危険な理由③ 罪のない子供が、大きくなって写真公開を知った時…

危険な理由④ 最悪の場合、「誘拐」などの犯罪につながってしまうケースも!

冒頭のオーストラリアの裁判沙汰は「危険な理由③」に該当するケースですね。

自分の子どもだけならまだしも、子どものお友達、あるいは親の友達の子どもの写真を不用意に投稿する方もいらっしゃいます。

以前知り合いが、数家庭合同でのホームパーティーの様子を撮影しFacebookに投稿したことがありました。投稿した方は他のご家族も含め、誰一人も隠すことなく全員が写った写真をそのままに投稿していましたので、上記の様な危険な理由を伝えてみましたが、「家族の楽しい思い出を記録に残して何が悪いのか」の一点張りでした。後日、パーティーに参加していたある方が、自分の家族もFacebookに投稿されていたことを知り、投稿者に無断投稿を抗議したことによって写真は削除されたのですが、既に投稿から約2週間が経過していました。

学校も子どものSNS利用にはとても敏感になっています。学校で危機管理を担当する教職員の方と話をするとよく分かるのですが、生徒、児童の投稿で学校が特定されることをとにかく心配しています。したがって禁止事項のトップには「制服、学校施設の写真を投稿しない」があります。万一、制服のまま繁華街で遊ぶ写真が投稿されたら、その学校の生徒全員が繁華街で遊んでいるかの様な誤解を与えてしまいかねないとのことです。これを大げさと感じる方もあるかもしれませんが、危機管理とは最悪の事態を想定した上で現実的な対処法を検討することですので、この危惧を否定することは出来ません。

学校が神経質になっている一方で、実は保護者が制服の子どもや学校施設をSNS投稿しているのという実態が窺えます。そんな保護者に限って、学校の保護者会に参加していなかったり、学校がSNSに気をつけてくださいと説明しても、「難しいことはわからな~い」といった様子で他人事を決め込んでいたりするのです。

SNSの利用について、学校がどの様な方針で生徒、児童を指導しているのか、もしご存じなければ一度しっかり確認されることを強くお薦めします。

 

私は先輩の役員経験者から多くのことを学びましたが、そのひとつに役員同士の食事会、飲み会の様子を絶対にFacebookに投稿しないようにと言われていました。その理由は、

他の保護者が見た場合に必ずPTA会費で役員が飲み食いしていると考える保護者が居る

というものでした。これを聞いた時、そんな人本当に居るのかなぁとも思いましたが、飲み会の様子を投稿しなければならない理由も特に思い浮かなば無いため、投稿しないに越したことはない、と思うことにしています。

 

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