いつの時代も大人の想像をはるかに超えるスピードで子どもは成長しているのかもしれません。

今をときめく将棋の藤井聡太四段は14歳で歴代連勝記録を塗り替え、日本でも中学生(主に15歳)の起業家が注目されつつあります。そういえば不倫疑惑で取り沙汰されている今井絵理子、上原多香子がSPEEDでデビューした当時はそれぞれ小6、中1でしたね。

メルカリにウイルス情報 男子中学生が出品の疑い

男子生徒は購入を申し込んできた京都府などに住む14歳から19歳までのいずれも少年4人に対し、ウイルスをダウンロードする方法を教えていたということです。その見返りにアプリで使えるポイントおよそ5000円分を受け取っていて、調べに対し、出品したことを認め「小遣いがほしかった」と話したということです。

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2000年の中学生による5,000万円恐喝事件2013年の三重県女子中学生殺人事件、数え上げればキリが無いとは言え、今回の事件はやはり他の事件とは少し異なるものと映ります。

容疑者の男性生徒(中学1年)の動機は「小遣いが欲しかった」とのこと。金銭を得るための手法としてメルカリを利用したこともさることながら、私が一番驚いたのは「情報」が金になることを中学1年生がちゃんと理解しているということでした。

もしかしたら、既に情報の価値をわざわざ説明しなければならない時代ではないのかもしれません。何が情報なのかを說明すること自体、時代錯誤なのかもしれませんが、情報産業の興隆期には間違いなく価値ある情報とは何か、情報が金になる仕組みといったHow toがアチコチで語られていました。現代において、情報の価値を語らずともそれが金銭授受に値するものであることが当たり前のこととして認識されているのであれば、情報を扱う者として喜ばしいことなのだとも思います。

そしてこの中学生が商材として選んだものがウィルス情報というのが次に興味深い点です。商材は「ダウンロード方法」だったとのことで、技術的には決して複雑な情報とは言えないレベルですが、実際に買い手があったことから、誰でも知っているレベルのことでは無いことが分かります。おそらくこの中学生はダウンロード以上のより複雑な詳しいウィルスの取扱い方法にも長けていた中で、ダウンロード方法を選択したと思われます。知り得た知識の大半はインターネットで自力で得たものとみて間違いないでしょう。セキュリティエンジニアの枯渇が叫ばれて久しいIT業界にとっては将来有望な人材と言えますが、現時点でこの中学生は知識の正しい使い方を学んでいなかったと言えます。

子どもがインターネットからどんな情報を入手し、何を知識として蓄えているのか、大人が知ることは実に難しい課題です。むやみにネットから引き離すのが正解とも思えませんが、他に妙案が無いのも事実です。あらゆるものが低年齢化する中において、大人が守るべき子どもとは、あるいは大人が守れる子どもとは一体何歳までなのでしょうか?子どもを守るために大人が学ぶべきことも日増しに増えているのが現実だと思えて仕方ありません。

藤井四段のお母様にとって、ご子息の活躍はやはり想像以上のものだったのではないでしょうか。同じ「子ども成長の速さに驚く」のであれば、快挙や偉業と呼ばれる様な驚きであって欲しいと思います。

ただ、もし自分の子どもがウィルス情報をメルカリで販売したとしたら、内心では「こいつなかなかやるな・・・」と思うような気も少しだけしています。もちろん知識の誤った使い方を正した上でその知識の活かし方を伝授しますが。

 

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