役員をしていた頃、あるお母様からベルマークの集計が辛いという話を聞いたことがあります。

何が辛いのか?の前に、ベルマーク運動の流れと誰がこの作業を担っているのかを整理しておきます。

1. 集める   各ご家庭で集めて学校へ提出

2. 切る    各ご家庭

3. 仕分ける  役員・クラス委員

4. 計算する  役員・クラス委員

5. 整理袋   役員・クラス委員

6. マークを送る   役員・クラス委員

7. 預金でお買い物  学校の教職員

(出典:ベルマーク教育助成財団

 

もちろん、ベルマークを見たこともあるし、学校で集めていることも知っていましたが、実際にベルマークが学校の遊具や体育用具になるまでに、どんな作業が行わているのかを全く知りませんでした。実際に確認してみるとその流れの多くがPTA役員、あるいはクラス委員の方の作業によって成り立っていることがわかります。もちろん、学校によっては役員以外の保護者の方々も集まって一緒に作業されている場合もあるでしょうが、何れにせよ、上記3~7は保護者が頑張るしかないのが実情です。

 

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これらの作業において何が辛いのかというと、第一に細かい作業が長時間続くため、とても目が疲れるということでした。ベルマークは企業コード別に点数を集計する必要がありますが、これらの文字がとても小さい場合が多いのです。失礼な話かもしれませんが、幼稚園児、小学生のお母様であれば視力も達者でしょうが、これが中学、高等学校のお母様になるとやはり目が不自由な方が少なくないとのこと。

念のためですが、ベルマーク運動が辛いと仰ったお母様は、お母様同士で集まっておしゃべりしながら作業すること自体はとても楽しいとのことでした。ただ目だけはどうにも辛いのだと。

目の負担の次に聞こえてくるのが集計作業です。点数の合計を計算して指定の用紙に書き込むのですが、この正確さを追求すると多大な時間を要するそうです。しかも集計しながら「どうせ受け取った企業側でも計算するのよね?ここで私達が集計する意味って何?」との思いを抱きながら作業しているらしく、精神的苦痛を伴うとのことでした。

それでは、改めてタイトルにあるIT活用の可能性を考察したいと思います。同じことをお考えの方はやはり他にもいらっしゃいました。

ベルマーク運動のIT化問題

(こちらの記事は、IT化だけでなくベルマーク運動に関わる種々の情報へもリンクされているので、ベルマーク運動に悩まれている方にはお薦めの記事です。)

この筆者にひとつの結論は、IT化で負担が軽減できる余地は少ない、というものです。

「ベルマークの識別をコンピューターにさせるにはスキャナやカメラなどにより画像を取り込む必要があります。(識別や集計はクラウド上で行うとか)」との記述もあります。

私はもうひとつ別の方法として、極めて単純なモバイルアプリで集計できるだろうと考えています。そのヒントになったのもやはりお母様です。小さな文字を読み取りにくいお母様は、スマートフォンのカメラでズームしながら数字を読み取っていると言うのです。そこまでスマートフォンを使えるのであれば、ズーム不要で数値だけを読み取れる大きさに表示し、点数をアプリ内部で仕分け集計してあげれば良いのです。物理的な仕分け作業を無くすことは出来ませんが、仕分けにための数値読み取りを簡素化しつつ仕分けのミスを削減し、さらに仕分け作業が終わった時点で集計も出来ている、という仕組みです。複数名で作業した場合の集計にはGoogleスプレッドシートが有効ですが、これはアプリの中で連動すればよいのことなので、お母様たちがこれを意識する必要はありません。

というアイディア・レベルの話はいくらでも書けるのですが、実際にモバイルアプリを作成できるかというと、少しだけ技術的なハードルがあったりします。この辺りをボランティアで一緒にやってみようと思う方がいらっしゃいましたらご連絡ください。

最後に、こんなのもありますっという情報をひとつ。

ウェブ・ベルマーク

本日時点で支援総額が1,800万円を超えていますので、それなりに認知、利用されているのだと思いますが、個人的には何か中途半端な、継ぎを当てた様な仕組みに思えてならないのですが。

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